こんにちは、マモルです。
『見えないトラウマ解放セッション』の12月分日程、引き続き、お申し込み受付中です。こちらをご確認いただき、よかったらどうぞ。
それでは、またあらためて、セッションをお受けいただいた方との、やりとりのご紹介です。
今回が3回目となった方。
実は、この方との「初回」を終えてのやりとりは、こちらのブログで、ご紹介させていただきました。
なかなかに、「生き辛さ」を、抱えておられる方です。
まずは、20代後半のトラウマに取りくんでいくと、しっかり、「影響物質」が出てきました。
「物」ではなく、「人」のようです。
(私)『・・・うーん、年下の若い女性、職場の仲間ではなく、特に親しい友人知人でもないようですが、何かその時期に、関係のあった若い女性の方はいませんか?』
『いや・・・職場でなくて、親しい友人・知人でもないとなると、ちょっと特に思い当たるような人は・・・』
(私)『例えば、ご近所さんで、一方的に知っている人とか?』
『いや、うちはけっこう田舎ですし、近所も、もう高齢者ばっかりで』
(私)『何か、習い事や、趣味のサークルで一緒だったとかは?』
『あ、そう言えば、週に1回、お華の教室に行ってました。
その教室が「銀座(※地名は変えてあります)」にあって、周辺の一流企業で働いている、若くてきれいなOLさん達がたくさん通ってました。
その中の誰かと、特に親しかったわけではないし、別に仲が悪かったわけでもなかったですが、みんな華やかでオシャレで明るくて、きっと頭もよくていい学校を出ていて、そのうち、素敵な人と結ばれて結婚していくんだろうなあ、と羨ましく思ってました。
それに比べて自分は、、、といつも思ってました』
・・・はい、このやりとりで、もう皆さん、おわかりですよね。
この方が抱えている20代後半の「見えないトラウマ」とは、つまり、「若くてきれいで頭がよくて明るくて、都会の一流企業に勤めているような女性達へのコンプレックス」であり、「自己否定、自己卑下」です。
(私)『・・・あー、なるほど、特定の“誰か”というわけじゃなくて、何か具体的なトラブルや出来事があったわけでもなくて、ただ、“そういう人達”“そういうグループ”全般の近くにいると、自分がみじめになるというか、みすぼらしく思えてくるというか、そういう気持ちがあったんでしょうね。
では、「影響物質」を、「銀座のOLさん達」と設定して、解放していきましょう・・・』
というわけで、この20代後半のトラウマは、手順をふんで、無事クリアさせていただきまして。
次の「30代半ば」のトラウマに、とりかかります。
すると、ここでも、「影響物質」の反応が出てきて、やっぱり同じように、「若い女性」と出てきたのです。
(私)『うーん、今度も、友人知人等ではなくて、職場ではなくて、ご近所でもなくて、何かの習い事やサークルでもなくて、でも何かのグループの中で一緒、という感じがするんですが・・・何かありますか?』
すると、この方、しばらく迷っていましたが、意を決したように。
『はい、この30代半ばというのは、私にとってとても辛かった時期、不妊治療に通っていた時期です。
当然ながら、病院には、お子さんを授かっての健診とかで、幸せそうにしている人もいます。
同じ治療を受けていても、私よりも若くて、すぐに妊娠していった人もいます。
そんな人達を見ると、羨ましくて妬ましくて、そして、「なんで私は・・・」と思って、もう気が狂いそうでした』
・・・私も聞いていて、辛い告白でしたね。
これも、周囲の人たちが、別にこの方に何かしたわけではなく、何かトラブルがあったわけでもない。
ただ、自分で勝手にそう思って、自分で落ちこんでしまっているだけ。
自己否定してしまっているだけ。
とはいえ、そう一言で片づけてしまうには、あまりにも哀しくて、辛い話でした。
でも、ちゃんと覚悟を決めて教えていただけると、その解放が、間違いなくできる。
「影響物質」を、「妊娠できる若い女性達」と設定し、その上で、しっかり対応させていただきました。
そして、終わってからのお約束として、自分の内側をみていただくと、こんな感想が。
『・・・ずっと、ずっと、鉛のように抱えていて、向き合わないといけないけれども、ずっと避けて通ってきたことを、ちゃんと取り出して、やっとやるべきことができたというか・・・正直、ものすごく、疲れました。
穏やか、とか、よかった、ということではなくて、とにかく、「やっとできたのかなあ」と・・・なんだか、苦しかったマラソンを走り終えたような気分です。
何かが見えるとかわかるとか、そういうことではないんですが。
いつかはやらないといけなかったと、ずっと後回しにしてきたことが、きょう、やっとできた、よかったなあ、、、そんな感じがします』
・・・はい、ちょっとキツイ展開となりましたが、きちんと向き合って、そして解放していただくことができて、私も心の底から、よかったと思いました。
この2件、ご自身でも、「自覚がある、ちゃんと存在はわかっている、でももう過去のことだし、今さら掘り出して認めたくない」という気持ちのものでもあったかと思います。
でも、今回、それを、ちゃんと「トラウマ」として認めることができた。
だからこそ、手順をふんで、しっかり手放すことができた。
この方のケースをふまえ、この「見えないトラウマ解放セッション」は、あらためて、そういう気づきを与えてくれるセッションでもあるのだな、と思いましたね。
こんなふうに、展開によっては、自分の中の向き合いたくないものと、直面させられるケースもあります。
でも、それがわかれば、あとは手順通りやっていけば、その「トラウマ」は、解放できますから。
自分の中に、「何かドロドロしたもの、向き合いたくないものがある」という自覚のある方こそ、きっとこのセッション、必要なものなのだと思います。
よかったら、どうぞご検討くださいませ。
きょうも明るいほうへ マモル