こんにちは、マモルです。
『見えないトラウマ解放セッション』の12月分日程、引き続き、お申し込み受付中です。こちらをご確認いただき、よかったらどうぞ。
では、昨日のブログの続きです。
夫婦関係をはじめ、ご自身の「黙って耐える」「犠牲になり続ける」ような生き方に、ずっと苦しんできた、という思いがある方。
でも、その目の前の現実は、「宮部みゆきさん的物語の世界観」みたいなものが大好きで、実はご自身が、その世界観に沿ったような生き方をしたい、人生とはそういうものだ、と思っていたからこそ、起きてきていたものでした。
そこに気づいていただいた上で、あらためて、ご自身の内側をみていただいたところ、こんなやりとりになりました。
『・・・山の上の草原で、寝転がっています。空がすごく近くて、雲を眺めていて、清んだ空気を吸っていて、ものすごく気持ちがいいです』
(私)『そうですか、では、これから何をしていこう、どうしていこう、という気持ちになってきますか?』
『しばらくはこの世界を楽しんでいたい、っていう気持ちですが・・・その上で、もっと広いところに行きたい、いろんなところに行きたい、って気持ちが湧いてきています』
(私)『今、空を見上げていますけど、よかったら、自分の周囲も、見回してみてください。どうですか?』
『・・・花がいっぱい咲いています。土の匂い、草の匂いを感じます。
そして、「何も遮るものがない」という感じがします。
しっかり生きている、って感じがします』
・・・はい、よかったです。
これ、要するに、「全年齢のトラウマクリア」をしたら、「何の制限も邪魔もない、何も自分を遮るものがない世界」にたどりついた、ということなんですね。
「宮部みゆきさんの物語的な世界観=邪魔だらけ、制限だらけ、その中で健気に生きる自分」から、「何でも自由にできる自分」に変わった、ということです。
で、この方の本当のテーマは、では、ここからどうしていくか、ということなんだと思いますが。
とりあえず、まずは、この「遮るものが何もない、全てが自由な世界・感覚」を満喫していただければいいのかな、と思います。
たぶん、そのうちに、ご自身の内側から、「ああしたい」「こうしたい」という気持ちが、きっと湧き上がってくると思いますから。
そのときが来たら、その気持ちに素直に従って、行動していけばいい、ということなんでしょうね。
・・・と、そんなやりとりをして、セッションを終えまして。
翌日、御礼のメールをいただきました(※一部略、一部文言整理)。
『昨日は、ありがとうございました。
まさか、「宮部みゆきさん」が出てくるとは、思いませんでした。
確かに、これまで何度も読み返していた作品は、ほとんどが、「理不尽な世界に何とか折り合いをつけて生きていく」というようなものばっかりだったと・・・まったく気がつきませんでした。
そこまで暗くない、どっぷり悲しいだけの世界でもない、でもやり切れない・・・そういう世界にハマっていたのか、と納得します。
幼少時から、自分の感覚に馴染みやすかったのは、ちあきなおみさんの「喝采」で(※写真はレコードショップのサイトからお借りしました)。
そこから、アイドル等には目もくれず、「哀愁路線」をひた走ってきました。
「暗い」と言われてはむせび泣く青春時代を謳歌し、理不尽に耐え忍ぶヨメをやってきました。
でも、それは、「自分が好きでやっていたんだ」という理解に至りました。
「やっぱり、筋金入りの悲壮感が、自分の世界を作っていたのだなあ」ということの、ダメ押しでの再確認ができました。
そして、昨日見た夢です。
義父母の家にいると(実際とは違いますが)、息子がやって来て、「大学の教授?らしい人が、池で、たくさんの猫の頭蓋骨を見つけたよ」と、言って来ました。
庭の池と思いましたが、見てみると、ダム湖の縮小版のような、かなり大きい池でした。
遥か上から見下ろすと、池の底には、白くて丸い物がゴロゴロしていました。
よく見ると、目の部分らしい、落ちくぼんだところもあるような、という感じでした。
・・・これだけの重い世界から引きずり出して下さったのですから、お疲れ具合もさぞかしと思います。
どうぞご自愛くださいませ』
・・・はい、ありがとうございました。
夢はもちろん、「呪術解除」です。
ダム湖のような池にたくさんの頭蓋骨が沈んでいる⇒ダム建設の犠牲となって、湖底に沈んだたくさんの人たちがいる、という意味合いですね。
そこに、「義父母」の家が出てきているということは、要は、「婚家」の犠牲になり虚しく死んでいくような、そういう生き方をさせられてしまうな「呪術」がかけられていたということで、それが解除されていったことを示しています。
実際のところ、私、このセッションを終えて、ちょっと顔を洗って、鏡で自分の顔をみたら、もう20歳ぐらい一気に老けたような面相になっておりましたよ(笑)。どっと疲れました。あ、もう回復しておりますので、ご心配なく。
この方の、これからの変化変容が、本当に楽しみです。
そして、ここから、ちょっと話が飛躍するかもしれませんが。
この方のように。
日々、苦しい、しんどい、悲しい、早くこの世界から抜け出したい、と思いつつも。
なかなか変われない、抜け出せない、という方は。
実は。
「うっすら不幸な私、その中で健気に耐える、そんな私が大好き」という状態に、ハマってしまっているのかもしれません。
そして、本当に。
『悲劇のヒロインを演じている自分が、実は大好き』
という方が、けっこう多いんではないかと思います。
そこもふまえながら、もう一度、「自分の目の前の現実は、自分のエネルギーが創る」という大原則を見つめ直してもらうと、また何か、気づけることが、あるかもしれません。
この「見えないトラウマ解放セッション」、そんな気づきにも、つながっていくと思います。
その裏側に「呪術」があるとしたら、そこにも手をかけていきますしね。
まだ12月日程、空きもありますので、よかったらどうぞ。
きょうも明るいほうへ マモル