こんにちは、マモルです。
12月に入りましたね、今年もあと1か月です。
何かと忙しくなっていきますが、どうぞ心に余裕を持ってお過ごし下さいね。
そして、『見えないトラウマ解放セッション』の12月分日程、引き続き、お申し込み受付中です。こちらをご確認いただき、よかったらどうぞ。
さて、きょうもまた、セッション内でのやりとりについて、ちょっとご紹介させていただきます。
今回、3回目を終えて、「全年齢のトラウマクリア」に、無事、到達された方。
以前は、とにかく、自己否定・自己卑下的なところが強く、今の職場でもいじめられがちで、ずっとビクビクおどおどしながら、生きているような感じでした。
ご結婚もされていて、お子さんもいらっしゃいますが、ときには、ご主人様に対しても、「怖い」と感じてしまうことも、ある様子。
でも、その状態から抜け出そうと、いろいろ取り組んでこられ、私の各種セッションもいくつか受けていただき、この「見えないトラウマ解放セッション」も、早くからお受けいただいて、だいぶ性格的には、明るく変化してこられました。
そして、トラウマも残り3つとなって、迎えた3回目のセッション。
ここから、やりとりのご紹介です。
まず、20代後半のトラウマの解放にとりくんだところ。
「影響物質」として、「仏壇の中にあるもの」と、出てきました。
ただ、ご本尊様とかお位牌とか写真とか、または、お鈴とかロウソク立てとかの「仏具」ではないよう。
セッションをしていた部屋と仏間は別なので、とりあえず、「仏壇に、仏具以外のもので、何かずっと置きっぱなし、あげっぱなしになっているものとかありませんか?ちょっと見てきてください」とお願いします。
すると、「これぐらいしかないんですけど・・・」と持ってこられたのが、“造花”3鉢。
確認してみると、それで、間違いない。
(私)『あ、それですね。
どういう理由でそれが「影響物質」になるのかはよくわかりませんが、とにかくそれです。
捨ててください、処分してください』
すると、途端に、怯えて。
『ええっ!いや、そんな、主人に何と言えばいいんですか!怒られちゃいます、、、いやいや、とても無理です』
(私)『いや、でも、間違いないですよ。
それに、その仏壇に祀られているのは、ご主人様のご先祖様ですよね。
なんだか、その造花のこと、すごく嫌がってますよ。
処分した方がいいですよ』
『でも、これ確か、主人が、親戚から「仏壇にあげて」と、もらってきたものだったと思います。私は手を付けられないです、無理です』
(私)『いやいや・・・じゃあ、昼寝していたら、夢にご主人のご先祖様が出てきて、「この造花を仏壇から下げてくれ、処分してくれ」と伝えてきた、とか言えば、大丈夫じゃないですか。
そんな風に言えば、ご主人様も、そんなに怒ることはないと思いますよ』
『・・・そうですかぁ・・・うーん』
(私)『きっと大丈夫ですから、やってみてください』
・・・と、渋々ながら納得してもらい、これで、20代後半のトラウマについては、終了。
そして、次に、30代半ばのトラウマにとりかかると。
ここでもまた、「影響物質」として、先ほどの「造花」が、引っかかってきたのです。
実際のところ、別の年齢のトラウマでも、同じ「影響物質」が重なって出てくることは、けっこうあります。
でもまあ、理由はよくわからないけれど、もう、その造化は、処分してもらうことは確定したので、これはこれでOK。
というわけで、一番最後の、40代のトラウマにとりかかりました。
すると、ここでも、「影響物質」が出てきました。
でも、今度は「人」のよう。
(私)『うーん、たぶん、ご主人様の親族の女性・・・お姉さんか妹さんか、いませんか?』
『はい、主人には姉がいます』
(私)『あ、その方ですね、もしかして、仲悪いですか?』
『いや、全然そんなことは・・・仲がいいも悪いも、ふだんは、ほとんどお付き合いがなくて。
会うのは冠婚葬祭のときぐらいで、それも数年に一度ぐらい、そのときも、ふつうに当たり障りのない挨拶して終わりです。
本当に、特に好きとか嫌いとか、特別な感情は、何もないです』
(私)『そうですか?でも、何かあるような気がするんですけどね。
その方は、どんな方ですか?』
『あ、でも、義姉は、すごく優秀というか、田舎から都会に出て、今もバリバリ活躍していて、私から見ても、すごくかっこいいんですよ。
もう、さすが、というしかない感じで。
でも、それに比べて、私といったら、こんな感じで。
で、私は、いつも主人に、「私は、義姉さんみたいじゃなくてごめんね、何も取り柄がないダメな嫁でごめんね」って謝っているし、仏壇のご先祖様に向けても、「私みたいなダメな嫁ですみません」って、いつも謝っているんです』
・・・ここで、ピンときました。
(私)『あー、そこですよ!それ!一番のポイントはそこです!』
『へ?』
(私)『あのね、要するに、あなたはずっと、自分とお義姉さんを比較して、嫁いでからというものずっと、自分を卑下してきた、自己否定してきたわけです。
それこそが、このトラウマの、そしてあなたの抱えている全ての問題の本質なんです。
何より、仏壇の前で、ずっと、「ダメな嫁でごめんなさい」と謝ってきたんでしょう?
それは、自分では、いいことをしているつもりかもしれませんけど、全然逆ですよ。
ご主人のご先祖様からすれば、せっかく迎え入れた嫁から、「私はダメ人間です、ダメ人間です」というネガティブワードを毎日のように連発されるのは、もう、うんざりして、嫌な気分にしかならないです。
何より、その言葉は。
「こんなダメな嫁しか迎えられなかったんだから、皆様の一族も、やっぱり私と同じように、ダメ一族なんですよ」と、侮辱をしているのと、同じなんですよ。
もちろん、ご主人に向けて、「ダメな妻でごめんね」と言い続けるのも、お子さんに向かって、「ダメなお母さんでごめんね」と言い続けるのも、たまに冗談っぽく言うのならまだしも、毎日暗い顔で真剣に言われ続けるとなると、それはもう、「呪い」の言葉になります。
「私のようなダメな妻の夫なんだから、お前もダメな奴なんだ」
「私のようなダメな母親の子供なんだから、お前もダメな奴になるんだ」というように。
そんな言葉のネガティブエネルギーが、長く仏壇の造花に染みついているからこそ、さっき「影響物質」として出てきたし、ご先祖様も嫌がって、もうやめてくれ!と訴えていたんです。
その自己否定をやめる、ということこそが、今回の「トラウマ解放」のテーマなんです、きっと』
『・・・私は、謝っているつもりで、「呪いの言葉」を吐いていた、ということなんですか?』
(私)『そういうことです。
そもそも、周囲の人が、あなたを大事にしてくれない、なぜか意地悪されてしまうのは、あなたが自己否定・自己卑下ばかりして、「私はダメ人間です、だから皆さん、私をそう扱ってください」という態度を振りまいているからです。
そしてそれは、「私のようなダメ人間の近くにいるということは、あなたもダメ人間になるんだよ」という「呪いのメッセージ」を発信し続けているのと、同じようなものなんです。
もうそういうの、やめましょう。手放しましょう。
きょう、トラウマを全部外して、すべてを解放していきましょう』
『はい・・・』
・・・まあ、実際には、こんなストレートな会話はしておりませんが、こんな感じのやりとりを経て、最終的な対応をさせていただき、全トラウマを、無事解放させていただきました。
正直なところ、時間は、予定の1時間をかなりオーバーしてしまいましたが・・・まあ、途中でストップすることもできませんしね。
この後、セッション終了時のお約束として、「自分の内側」をみていきます。
長くなりましたので、そのやりとりについては、また明日。
きょうも明るいほうへ マモル