こんにちは、マモルです。
『見えないトラウマ解放セッション』の12月分日程、引き続き、お申し込み受付中です。こちらをご確認いただき、よかったらどうぞ。
では、またまた、セッションを通じてのやりとりのご紹介です。
夫婦関係を中心に、ご自身の「黙って耐える」「犠牲になり続ける」ような生き方に、ずっと苦しんできた、という思いがある方。
これまで2回セッションを重ねてきて、いろいろ外してきましたが、最後の3回目、残り一つとなったところで。
またまた、予想外の「影響物質」が出てきました。
(私)『・・・えーとですね、人なんですが、女性で、好きというか、憧れ?直接知っている、面識がある人ではなくて、こっちが一方的に知って憧れているというか、その人のファンみたいな・・・
でも、芸能界とか、スター・アイドル、という感じではないですね。
であれば、スピ・占い・自己啓発系とか、芸術家系とか、その人の生き方や作品が好きとか・・・そんな方、誰かいますか?』
『いや、特に、そんなにハマっている芸能人がいるわけじゃないし、そこまでのめり込んでファンになっている人もいないですけど・・・』
(私)『日本人には違いないです、どうも、「本」「文章」と出てくるんですよね・・・好きな作家さん、もしくは強い影響を受けた作家さんとか、この人が書くものが好きとか、誰かいませんか?』
『そうですね、よく読むのは、宮部みゆきさんとか』
『あ!ああ!そうです、宮部みゆきさんです!間違いないです』
・・・えー、ここで、もしかして、「宮部みゆき」さんをご存じないという方もいらっしゃるかもしれないのでご説明しますが、直木賞作家で、日本の小説家の中でも、ベストセラー連発の、すごい方です。多くの作品が、映画化やテレビドラマ化もされています(※イラストは、公式サイトからお借りしました)。
ジャンルとしては、推理・ミステリーと時代物がメインで、そのほかに、ファンタジーやジュブナイルものも手がけています。
詳しくはもうネットで調べればいろいろ出てくると思いますので、これ以上は控えますが、私も大好きな作家さんの一人です。
で。
ここからは、多少、私の「好み・偏見」が入りますが。
その「作風」は。
特に、「時代物」において顕著なんですが、「市井の人々の切なさや哀しみ」を描くのが、とても素晴らしいんですね。
読み進めていくうちに、登場人物たちの抱えるどうしようもない境遇や定め、その中でのやり場のない、やりきれない、どうしようもない怒りや切なさや哀しみに共感し引き込まれ涙しながら、でも、その中で、ただただ、それぞれの役目・役割・やるべきことをまっとうし、内側に大きな葛藤を抱えつつも、それに耐えながら健気に生きていく姿に心を打たれ、読み終えてみると、なんだか自分が浄化されていく、、、というような。
とにかく、「ぐっ」と来ます。
ですので、素晴らしい感動的な作品ばかりなのは、その通りなのですが。
ちょっと引いた立場から、あらためて考えてみると。
この方の、”「黙って耐える」「犠牲になり続ける」ような生き方”というあたり、この「宮部みゆきさんの作品の世界観」と、なんとなくシンクロするような感じがしてきませんか?
これ、私自身、宮部みゆきさんのファンだからこそ、そういう風に感じたのかもしれませんが。
この方の生き方が、そもそも、「宮部みゆきさんの作品世界の写し鏡」になっているような感じがしたんですよね。
(私)『・・・なるほど、そういうことなんですね。こんなパターンもあるんですね。私も、びっくりしました。
そういう、「宮部みゆきさん的物語の世界観」、そこに惹かれて、共感して、その登場人物のように生きてしまう、、、そして、そういう自分をどこかで好きで、そういう自分でありたいとどこかで思っているから、その世界が目の前に具現化していく、そう流れなんだと思います』
『・・・ああ、そう言われればそうかもしれません・・・でも、まだ手元に残っているのもありますけど、だいぶ本自体は、減らしてきたんですが』
(私)『いや、今回の場合は、「宮部みゆきさんの本」が影響物質なのではなく、「宮部みゆきさん的物語の世界観」が影響物質なので、本そのものを捨てる必要はないです。
もっと言えば、別に、宮部みゆきさんの作品に影響を受けてそういう生き方になっているわけではなくて、自分がそういう生き方をし続けていることに対し、ドンピシャで共感させてくれて、その「生き方」を「正当化」して受け入れて癒してくれるのが、宮部みゆきさんの作品だった、ということなんでしょう。
だから、影響物質としてでてきているわけで、これを外していくことが、同時に、今の生き方を変えていくことにつながる、ということなんだと思います。
では、やっていきましょう・・・』
・・・というわけで、「宮部みゆきさん」を影響物質として対応させていただき、無事、「全年齢のトラウマクリア」に、到達していただきました。
いや、初めてのパターンで私もびっくりしましたが、こんなこともあるんですね。
で、このセッションで何をしたか、ということを、もっと俯瞰してとらえてみると。
要は、この方の、「生き方」「世界観」そのもの全体を、まとめて解放した、ということでもあるんだと思います。
本当に、このセッション、単なる「トラウマ外し」にとどまらないセッションになってきているなあ、とあらためて思わされた展開でした。
さて、全部終わったところで、お約束として、ご自身の「内側」を、みていただきます。
ちょっと長くなりましたので、続きはまた明日。
きょうも明るいほうへ マモル