こんにちは、マモルです。

さて、あくまで私見ですが、ちょっと、「先祖供養」の全体的な話を。

いわゆる「先祖供養」の一番のポイントは何かというと、「幽霊状態になっているご先祖様を、成仏させること」に尽きると思います。

では、「成仏させる」というのはどういうことかというと、要は、「まだ“この世”にとどまっているご先祖様(の御霊)に、ちゃんと“あの世”に行ってもらう」ということ。

生きている者の世界から、死んでいる者の世界へと、ちゃんと移行してもらう、ということですね。

これはもう、赤ちゃんが成長して大人になり、年を取って、やがて死んでいくのと同じ、自然の「ルール」です。

逆に言えば、すでに死んでいるのに、生きている者の世界にずっととどまっている御霊を、「幽霊」と呼ぶわけです。

で、じゃあ何で「幽霊」になってしまうのかと言うと、基本的には、いろいろ「執着」「心残り」があるから。

もちろん、何らかの恨みつらみがあって、それを晴らすまで成仏できない、というような、“いかにも”なケースも多々あるでしょう。

でも、そこまでいかなくても、「大好きな人がいるから、この世をまだ去りたくない」という、それなりに気持ちもわかる理由から、「自分の財産を人に譲りたくない」とか、「あの店のあのメニューをまだ食べていなかったから」とか、「隠していたあれが見つかったら困る」とか、「100歳ではまだ早い、120歳まで生きたい」とか、他人からみれば、「んー、どうなんだろう?もういいんじゃないの?」というような理由も、けっこうあったりします。

いずれにしても、それぞれの理由はともかくとして、ある一定期間のうちに(俗に言う四十九日とかですね)、「あの世」に行ってもらわないと、そのうちに、「あの世」に続く道が閉ざされてしまい、そのご先祖様の御霊は、「あの世」に行けないまま、ずっと「この世」にとどまってしまい、「幽霊」となります。

そうなってしまうと、まずもう、自力では、“あの世”に行くことができなくなる。

そして、その状態は、自然のルールに反しているわけなので、苦しいし、しんどい。

さらに、その状態が長く続くと、「なんでこの世にとどまっているのか」という理由もそのうち忘れてしまい、ただ「苦しい」「しんどい」という思いを感じ続けているだけの、ネガティブなエネルギー体へと変化していってしまいます。

そして、そういう状態のご先祖様が、そこからなんとか抜け出したい、助けてほしい、と願うとき、頼れるのは、「自分の子孫」しかありません。子供がいなかった場合は、少しでも“血がつながっている存在”を、頼っていくことになります。

でも、そういうご先祖様に「助けてくれー」と乗っかられてしまった子孫の方は、そのネガティブエネルギーをまともに浴びてしまうわけですから、なかなか大変です。

身体にも影響が出てきますし、気持ちもネガティブ方向にひっぱられていきますし、その結果、人生がうまくいかなくなります。

エネルギー体とはいえ、人が乗っかっているわけですから、そりゃ「重い」のも当然。

だから、幽霊状態のご先祖様には、ちゃんと「あの世」に行ってもらうのが、一番です。

そういう、自分に乗っかっている、ネガティブな影響を与えているご先祖が少なくなれば、その分、「軽く」なるわけですから。

それを行っているのが、『先祖供養』だと、思っていただければいいかと思います。

・・・で、ちょっと脱線しますが、家族や大事な方、親しい方が亡くなった場合、「幽霊でもいいから、私のそばにいて」なんて、つい思ってしまうことも、あるかと思います。

パートナーを亡くしたり、親や子を亡くしたりした場合に、悲しみに暮れて毎日泣き続けてしまうこともあるでしょう。

その場合、亡くなった本人の側には、特に何も思い残すことはなかったとしても、自分の死を嘆き悲しみ続けている人のことが心配で、それが心残りとなって、「あの世」に行くに行けない、「この世」にとどまり続けてしまう、という事態が、起きてしまうこともあります。

つまり、この世に生きている側の思い・念が理由となって、大事な人を「あの世」に行かせない、というケースも起こりうるわけです。

ですので、大事な人であればあるほど、その方が亡くなったら、その経緯はどうあれ、「これまで本当にありがとうございました。どうぞ、あの世で安らかに」と、ちゃんとあの世に行けるように、きちんと成仏できるように祈り、お見送りしてあげることが大事なんですね。

続きます。

きょうも明るいほうへ  マモル