こんにちは、マモルです。

なんだか最近、結果として本の紹介ばかりになっているような気がしますが、きょうは堂々と(笑)、本の紹介です。マンガですが。

山岸凉子さんの「言霊」(画像は出版元のサイトからお借りしました)。

バレエマンガではありますが、メインテーマは、「言葉の力・思考の力」です。

主人公のさやかは、「他人の失敗を願うことは、自分で自分の失敗を願うこと、自分で自分に呪いをかけていること」だと気づきます。そして、「偽善でもいい、みんなの成功を祈ろう!それが自分の成功につながる」として、その通りに行動します。そして結末は・・・読んでからのお楽しみということで。まあハッピーエンドですので、安心してお読みください。

で、あらためて読み返してみると、さやかは、「他人の失敗を願う言葉」「みんなの成功を祈る言葉」を、そんなに声に出して言っているわけではないんですね。ほとんどは、心の中で言っている、願っているんです。ですので、「言霊」とはありますが、実際に”音”としての力というよりは、言葉の意味の力、そして思考の力をあらわしたストーリーになっていると思います。

では、こういうことになる原理・メカニズムは何なのかというと・・・いろんな説・解釈があるんですが、個人的に一番しっくりするのは、「自分が自分の発した思いの気に包まれる」という解釈でしょうか。人の成功を喜んで「おめでとう」と言ったり強く思ったりすれば、自分が「喜び」や「おめでとう」の気・エネルギーに包まれ、人の成功を妬んで「死んでしまえ」と言ったり強く思ったりすれば、自分が「妬み」や「死んでしまえ」の気・エネルギーに包まれる、というもの。要は、自分が発した気・エネルギーは自分に作用し、自分が包まれている気にあわせた現実が自分にもたらされる、という考え方ですね。

あともう一つ、脳科学的な話になりますが、脳には「自分と他人の区別がつかない」という特徴があるそうで、その働きによるもの、という説明もあります。どういうことかというと、「〇〇さんは冷たくてズルい人」と発言したり思ったりすると、脳は、〇〇さんではなく、「私が冷たくてズルい人」と理解する、ということですね。ですので、他者に対するネガテイブな発言・思いは、脳内では、すべて自分に対するネガティブな発言・思いだと変換して理解され、そういう自分に見合う現実がもたらされるよう、脳が指令を出していくという考え方です。

まあどっちにしても、言葉の力・思考の力はすごいんで、ポジティブな現実を引き寄せたかったら、ポジティブな発言、ポジティブな思考が大事ですよ、ということになっちゃうんでしょう。

そういえば、今年の夏の高校野球の東京都大会の開会式で、早実の清宮選手の選手宣誓が、先日亡くなった小林麻央さんの言葉を取り入れたものだ、として話題になりました。それはそれでそうなのでしょうが、私には、「みんなが全力を出して戦うことを祈って宣言する、そうすることが自分自身も全力を出し切れることにつながる」という、その仕組みをよくわかっているからこその選手宣誓でもあるんじゃないかな、とも思えました。メンタルもしっかり鍛えているんでしょうねぇ。(清宮選手の選手宣誓の全文は、ネットですぐ見つけられますので、検索してくださいませ)

うーん、こう書きながら、いざ自分のことを顧みると、反省しきりです。レッツポジティブ思考!ですね。

きょうも明るいほうへ  マモル

追記 山岸凉子さんといえば、やはり「日出処の天子」…実家に帰れば、まだ全巻あります。このあたりは、語りだすと違う方向性で長くなるので、また別の機会に(笑)